『どんまい』(重松清著)読了。
苦労(ピンチ)のあとこそ、チャンスだ!
家族と、仲間と、野球が好きだからーー。
合言葉は、「だいじょうぶ! どんまい(Don’t Mind!)!」
草野球に、人生の縮図あり!
白球と汗と涙の長編小説。
「わたし、水原勇気になりたかったの」ーー離婚後のリスタートで、娘の香織を連れて草野球を始めたアラフォーの洋子だが、やはり現実は厳しい。迎えるチームの面々も、介護や子育てに悩み、リストラに怯え、いじめに傷ついて……。でも、合言葉は「どんまい!」。野球愛と人生への熱いエールに満ちた長編小説。
『どんまい』(重松 清)|講談社
以下感想。気になる方は読んでから是非どうぞ。
離婚した洋子が草野球チーム「ちぐさ台カープ」に所属し、そのチームメイト一人ひとりの人生をイニングごとに描いていく物語です。
メンバーはとってもいい。みんないいやつだなって最後に思います。
重松清さんって現実での悩みや苦しさをきっと深く理解して書いてらっしゃるんだなって思います。
人生都合いいところで逆転満塁ホームランなんてことは起きないけど、つらい話でもどこか温かい。救いがある。
でも。
珍しく異物感が。
洋子と離婚した元旦那、英明。
異物感がすごい。
ちぐさ台カープが涙の解散となり、その最終試合に関係ないお前がなぜいるのか。
確かに離婚して、母娘が幸せになってよかったねってばかりじゃないですけど、最終試合に出てこなくてもいいんじゃないか。
洋子と香織が呼んだにしても、あそこで出てくるのは意外でした。
読んだ後によかったなっていつも思うのに、今回は英明の存在が私にはどうも邪魔に感じました。
というわけで気を取り直して『答えは風のなか』 重松清 | 新潮社を読み始めました。
この本は短編集なのですぐ1話が読み終わります。何話か読みましたけどいいです。
全部読み終わったら感想書こうと思います。
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